ポジティブ母さんの節約日記

不登校児を支えるアラフィフ、シングルマザー。ところが乳がんが見つかった。持ち前のポジティブ思考で乗り越えます。

【本の感想】『働く君に伝えたい「お金」の教養』はぜひ若い方に読んでもらいたい

以前から気になっていた、出口さんの著書。
お金の教養って何?
Amazonのセール中に買おうと思っていたのですが、たまたま図書館でゲットできたので、読んでみました。
『働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義」

出口治明氏プロフィール

ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長兼CEO。
1948年三重県生まれ
京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。
ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。2013年6月より現職。
主な著書に「生命保険入門 新版」(岩波書店)「直球勝負の会社」(ダイヤモンド社)、「生命保険とのつき合い方」(岩波新書)など多数。
※本書より抜粋

この本の成り立ち

あるとき、生命保険会社を経営する僕のところに、ひとりの若者が訪ねてきました。

この本は、ある20代の若者が、真っ青な顔をして、著者のもとへ訪ねてくるところから始まります。
お金の不安を抱えた若者が切羽詰まって著者のもとを訪ねるのです。
そこで、そのお金の不安を解消すべく、著者が

  • 知る編
  • 使う編
  • 貯める編
  • 殖やす編
  • 稼ぐ編

という5つの講義をするのです。

この賢者が若者に語る形式は、『ユダヤ人大富豪の教え』や、『ザ・コーチ』
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』などでもお馴染みですね。

著者がわかりやすく、読者に語ってくれるのです。

この中で特に勉強になったのが、この2点です

1.50年後の年金について
2.選挙で迷わない投票の仕方

年金制度の考え方

年金は不公平

まずはじめに、出口氏は、お金の不安は「思い込み」だったということを、過去の歴史から紐解いて、わかりやすく教えてくださいます。
そして、今の20代30代の1番の不安の種である、年金についても、このように説明してくれるのです。

1965年には10.8人1人の高齢者を支えていたものが、2050年には1.8人で1人を支えるようになる。
この、世代間格差が不公平感や不安感を煽っている。

ここで著者は言います。

「すぐに是正できないくらいのスピードで、時代が移り変わっている」という事実はみなさんも理解しておくべきです。歴史を見ても、「ずっと同じ状態」をキープするのは非常に難しいことなのですから

「僕たちは損をしている」という思いに固執するのは、クセ毛と同じくらい「考えてもしょうもないこと」なんですね。「変えられないこと」を「不安」に置き換えてしまって、右往左往しているだけです。

年金が少ないのはなるほど、クセ毛と同じくらい考えてもしょうがないこと。なんですね。
そんなこと、考えたこともなかったな。
私たちの親世代が、特別だっただけなんですね。

50年後年金制度はどうなっているか

そして結論
50年後年金制度が機能しているか

政府が破綻しない以上、(国債が発行される以上、年金は支払われる。
年金制度に税金を投入している以上、支払い損にはならない。

ただし、老後資金として年金だけにを頼りにしてはいけない。
将来の支給額はこの国が経済成長するかどうかによる。

セーフティネットである、年金制度はなくならない。しかし、自分でも努力は必要。
そういうことですね。
だから、やはり人生100年時代、80歳までなんらかの形で収入を得ること今から考えないといけないと思いました。

選挙で迷わない投票の仕方

チャーチルの教え

この中でわたしが一番目から鱗だったのが、ここ。
選挙のくだりです。

選挙に行って世の中が変わる感じがしないと語る若者に著者が言うのです。

チャーチルは「選挙に出たいやつなんて、ろくでなしばっかりやで」と言っていたんです。

チャーチルは自分自身が大政治家でしたから、この言葉には説得力があるでしょう?

チャーチルは言います。

「選挙とは、今の世の中の状況で
ろくでなしのなかから誰に税金を分配させたら相対的にマシになりそうか、消去法で選ぶ行為のことだ。選挙とは要するに忍耐である」

選挙は消去法。
そっか、いい政治をしてくれる人を探すから、誰に入れたらいいかわからなくなる。
それをあの大政治家のチャーチルが、消去法でいいと教えてくれているのです。
こんな発想なかったです。
これで、候補者を選ぶハードルが下がりました。
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北欧流選挙のときの具体的対応

ここで著者は、北欧の学校で教えられている選挙の「一生役立つハウツー」を伝授してくれるのです。

選挙活動が始まるとマスメディアが勝手に「〇〇党が優勢」などと事前予想を出してきます。
先の衆議院総選挙でもありましたよね。

そこで著者のとっておきのアドバイス

もしみなさんがこの事前予想の風向きに賛成だったら、取るべき手段の選択肢は3つ。
この3つの中であれば、どれを選んでも構いません。結果は同じだからです。
①選挙に行ってその人の名前を書く
②白票を出す
③棄権する

事前予想が自分の考えと違ったら、取るべき手段はひとつだけ。
選挙に行き、違う人の名前を書く。これだけです。それ以外に、あなたの意思表示の方法はありません。これが、選挙というものです。

ええ〜、そうなの??
選挙ってそんな単純なものなの?

でも、ここまではっきり具体的な行動がわかると、選挙に行きやすくなりますよね。

この方法、先の衆議院総選挙前に知りたかった。
でも、これなら子供にも伝えやすい。
早速教えます。

まとめ

今回、この本で、
難しく考えていた、選挙での投票の仕方と、不安に感じていた、年金制度について、しっかり理解できたことがとても大きかったです。
この本、読めば読むほどお金についての不安がなくなります。
ぜひ、若い方に読んでいただきたい一冊です。

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